日本における医療情報システム概観シリーズ2
 診療所のIT化

診療所のIT化はどんどん進んでいく!?
 医療の情報システム化において、病院と診療所は区別してほうがいいかもしれません。病院と比べて、診療所のIT導入はたやすいからです。それは、
1)導入目的が比較的明快であること
   データとして保管できるため、紹介、情報共有、医療情報開示等が容易になる
   データの保存のため、場所をとらない
   患者の流れが良くなる(受付でエントリーしたら、いつでも入力可能)
   カルテ記入の効率がよくなり、カルテ情報の質が一般的に向上する
    比較的限られた疾患や病態に記載が限られるため
    以前は手間がかかるため最小限の記載であったが簡単に入力できるため
     記載項目が増える
    初診時のカルテ記載項目、定期的なカルテ記載項目がフォーマットとなって
     いるため記載漏れ、診察漏れが減る可能性がある
   患者へのクリニックイメージの改善
2)導入効果がわかりやすいこと(実感しやすい)
   以上の導入効果を判定する対象が少数(院長や事務長)のため
   導入しているクリニックに見学すればすぐ判断が可能
3)導入のために決断が早い
   理解対象が限られている(院長である医師の判断のみ)こと
4)導入コストが比較的こなれてきたこと(一頃の1/2〜2/3)
  ここでのべる目に見えないコストがほとんどかからない
   S社レベルでリース14〜15万程度
  また、日本医師会レベルでも開発されている電子カルテもあり今後の展開が期待される。
5)導入作業もほとんどワンパタンで簡単なこと
  医師が操作できれば、あとはレセコンレベルの事務作業ができるスタッフが充分
 こうした結果、ある程度の資金面で問題なく、今後の医療状況の見通しが立っている医師により、かなり速いペースで電子カルテまで進んでいく可能性があります。



病院情報システム  に戻る