クリカルパスと原価計算
病院経営では、患者別のコスト(原価計算)は大切なことです。いままでは、残念ながら今までは、方法が複雑で、それを実施するために膨大な手間がかかるため、行われていませんでした。特に、人件費の配賦率は、困難に計算要素の一つでした。
ここでは、クリニカルパスがそうした原価計算に役立つ例として、池田先生らによるクリニカルパスを利用した原価計算法を示します。クリニカルパスの導入のための調査の流れも参照してください。
| 1)ケアカテゴリーの設定 原価計算を正確に実施するために、発生する全てのケア内容をCP上にもれなく記載 すべてのケア項目を網羅するケアカテゴリーを設定し、これに基づいてCPを作成 2)CPの作成 医師・看護婦の参加によるワーキング会議 CPの対象となる標準的状態像を確認 その治療内容をもっとも効率的な入院期間内に整理してCPを完成 3)医療資源投入量・稼働率の把握 CPにおける医師看護婦の労務時間の想定調査 調査機器・材料使用量の調査(検査単価・材料費の把握) 4)CPに基づく原価計算及び損益分析 CPに記載された費用項目を合算し原価の算定 医事部門による診療報酬請求点数の算出と損益分析 |