よいいびき・わるいいびき
   睡眠時無呼吸症候群について

レクチャー1  どんな症状がでたら・・・


  実は大変多い病気といわれていますが、それを疑うのはどんな症状の時でしょうか?
 太っている方に多いことがあげられていますが、日本人の場合は、やせている方にも少なくありません。そこで、目安となる症状をあげてみます。この場合、いっしょにお休みになる家族の方のお話が大切となります。

 大きないびき
 寝ているとき息が止まっているといわれたことがある
 昼間眠気がする
 いらいらする・つかれやすい
 すぐ居眠りをしてしまう
 (眠気による)失敗や事故を起こしたことがある


・大きないびき
 後で述べますように、いびきは、寝ているとき、のどの奥の気道(呼吸のため空気が通る道)が狭くなり、共鳴をおこすことです。狭ければ狭いほど、その音が大きくなる傾向がありますので、大きないびきは、気道の狭さを反映します。ただし、この病気であってもいびきが目立たない状態の場合もあります。そのため、この症状を必須と考えると間違えることになります。

・寝ているときに息がとまっていること
 この病気の本体は、呼吸の状態が悪いことですから、息が止まっているという無呼吸の状態が観察されれば、ほとんど診断が付いたのと同じくらい大切な症状です。平素問題なくても、アルコールが入ったときにわかりやすくなることもあります。

・昼間眠気がする
 自分で寝ているつもりでも(言い換えると睡眠不足という自覚がなくても)、昼間眠気が強い場合、要注意です。当然、仕事や作業に対しての集中力も落ちています。

・いらいらする・つかれやすい
 あきらかな誘因がないのといらいらや、疲れややすさがあるとき、特に、夜間のいびきを持ってらっしゃる場合、注意する必要があります。

・すぐ居眠りしてしまう
 昼すぐ居眠りしてしまうのは、重要な症状です。映画館など座っているだけの場合とか、会議などの単調な状態が維持される場合みられる症状です。この場合、車の運転などでこれを起こすと事故に繋がります。実際、居眠り運転の事故の内ある割合は、この病気が原因と推測されています。

・昼間の仕事などの失敗や事故が少なくない場合
 昼間の事故や失敗を繰り返す場合、他の症状がある場合など、この病気を考え得る必要があります。適切な治療により防ぐことができますので、この病気であることをしっかり診断することは大変大切なことです。

 問診は、本人だけでなく、同居者(ベットパートナー)にも問診をとる必要があります。寝ている本人は、睡眠時の異常呼吸などの状況がよくわからないからです。本人へ話では、熟睡感の欠如、高度肥満、だるさなどが問題となります。自宅でもできる簡易診断は、ビデオ撮影です。しかも、寝ているところをしっかりと撮影することは、大変わかりやすく説得力のある方法です。


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